自己流の結び方ですが、ネイル(釘)ノットと同じです。先糸を斜めにカットすることで、ネイルが無くても通しやすくなります。
なので、細糸から太糸まで幅広く使用できる強力な結び方になります。
ハリのあるフロロカーボンラインだと簡単ですが、ナイロンラインでも※コツを掴めば可能です。(左手の抑えを緩める感覚)
後半では、サビキ仕掛けや胴付き仕掛けなど「決まった長さのハリス」を素早く本結びで結ぶ方法をご紹介しています。
参考になれば幸いです。
◆本結び(枕付き)
管の無い針と結ぶ最適かつ最高強度の結び方です。川釣り~海釣りまで幅広い釣りに使えます。
先糸および本線共に巻の中に入るので、スレや傷に強く多少の傷ではノットが崩壊しません。市販で売られているハリスセットで採用されている結び方です。
著者は枕を入れることで強くなる検証結果からマクラを入れて使用しています。
結び方動画
結びのポイント
先糸を斜めにカットする。
予め斜めにカットしておくことで、巻きに通しやすくなります。
マクラの次から全ての巻きに通します。
親指で出来ている輪にも通します。
先糸を着色して結んでみました。通り道が分かると思います。
一番右の赤い糸がマクラ(クッション)です。先糸が全ての巻きに入っているのが分るでしょうか。
しっかり湿らせて均等に締めるのが重要
細い糸の場合は、そんなに気にしなくても締まると思いますが、
太い糸だと摩擦が大きいので、本線 → 先糸 → 本線 → 先糸 → 本線(最後)の様に、何度かに分けて締めると緩みづらい強力な結びに仕上がります。
本線はタタキの中心に来るように
針先が手前です。タタキの中心に来るようにするのがポイントです。
ずれている場合は、プライヤーの平たい部分でやさしく挟み位置調整します。(※ギザギザの部分だと糸が傷つきます)
調整後は再度締めこみましょう。
枕付き本結びのメリット
崩壊し難い
枕が入ることによって、本線との摩擦係数が増えますので、スっぽ抜けやノットが緩みにくくなります。
→ しっかり結べていれば然程変わりませんが、ラインの材質や結び手によっては変わってきます。
ノット自体の強度が上がる
枕が入ることによって、結び目の切れやすい部分(チモト・タタキ部分)にクッションが入るイメージです。
実際に10本ずつマクラ有・無しを切ってみるとマクラ有りの方が強度が出ます。
→ 検証結果からマクラを入れる様にしていますが、絶対とは言い切れません。(使用ライン・針・結び手が異なる為)
フッキング率が上がる
ある有名な上物師も同じ発言をされています(ググってください)が、すべての釣りにおいて同じ結果が出るとは言い切れません。
マクラが入ることで針が立ちます。それが良い結果になる魚種・釣りにおいては著者も賛同しますしそうしていますが、すべての釣りに有効かどうかは検証できません。
参考までにご活用ください。