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漁港や防波堤でのマナーとモラル

◆漁港・防波堤でのルールとマナー

漁港風景



駐車場所

漁港は漁師さんを始め、漁協関連の方や運送業の方など多くの方が従事しています。 その方々の通りの邪魔にならないように駐車しましょう。 駐車場が隣接されている大きな漁港もあれば、駐車スペースが無い小さな漁港もあります。 スペースが有るからと停めてしまい、トラック(大型車)がUターン出来なかったり、フォークリフトが通れなかったりするのを見かけた事があります。 事前に釣り場の駐車場や駐車スペースを確認しておくことが大切です。 

初めて行く漁港では、釣り人が停めている車を見て駐車できそうな場所を探します。他府県ナンバーの車が固まって停っている場所などあれば、そこがスペースだと判断できます。しかし、駐車禁止の看板がある所は論外ですが、交差点・曲がり角の付近には絶対に避けましょう。大型車の内輪差で曲がれなかったり、見通しが悪く事故が起きる可能性があります。また、事故が起きた際、停めていた車が原因であれば、賠償責任を問われる事もあります。

車から離れる際は、名前と電話番号と釣り人である事を記したメモを、ダッシュボードなど見える場所に置いておく事をオススメします。
 

漁港を歩く時は・・・

特に足元に注意して歩きましょう。ロープや網、堤防のつなぎ目、段差、金属のブイなど、つまづきやすい物がたくさんあります。また、古い仕掛けや針が落ちていたりします。そして、一番避けて欲しいトラブルは、先行者の竿(特に竿先)を踏んでしまうことです。竿を地面に置いて魚を外していたり、仕掛けを作っていたりするのをよく見かけます。気づかずに踏んで破損させたら弁償しないといけません。誰がどんな釣りをしているか判りませんし超高額な竿もあります。私は海側に竿先を向けて竿受けに置いていたのですが、グッリップエンドを踏まれ破損しました。
シマノ シャウラ2621FF 踏まれ グリップエンド破損
請求はしませんでしたが・・・結構な値段するんです^^;
また、漁師さんが乾かしている網やロープなど漁具を踏まない・触らないこと。
 

釣り人との挨拶

先に釣りをしている方が優先です。 釣り場には先客(先行者)がいる場合が多いと思います。釣り客で混んでいる場所では、挨拶をするのがマナーです。スペースが空いているからといって、その場所に入るのはマズイです。お友達が来られるかもしれませんし、他の釣りをされるかもしれません。ですので、隣に入りたい場合は、「釣れてますか?」、「釣果はどうですか?」など、声を掛けてコミュニケーションを取り、どの様な釣りをしているのかを確認します。その上で邪魔にならないと判断出来れば、「横良いですか?」と確認を取れば、お互い気持ちよく釣りが出来ると思います。

釣りにもよりますが、よく見かけるウキの投げ釣りを例にあげてみます。
堤防からウキの投げ釣り注意点
先行者AさんとBさんが居て、約10mほど離れています。 お二人ともタチウオ狙いのウキ釣りをしていたとします。海には潮の流れがあって、左から右へと流れているとします。ウキ(仕掛け)も同じ様に流れていきます。そこに私がこの場所で釣り方の確認や挨拶もせずに入ったらどうなるでしょう。 私はエギングという擬似餌を投げる釣りだとします。 まず④番の位置でAさんの仕掛けと絡んだり、投げたことで魚を散らしてしまう可能性があります。 また、Bさんの投入位置の邪魔にもなります。 確実に気分を悪くさせます。ですので、先行者の釣り(釣法)を見て、入っても良い場所なのかどうかを判断する必要があります。

解らない時は、釣りをする前に必ずAさんBさん共にお声を掛けることです。 そして、どの様な釣りをしているのか、この場所で自分の釣りをしても良いのかを確認することをおすすめします。 「エギング(仮)だったら、あそこの場所が良いよ!」とか色々と情報を教えてくれる事もあります。

実際に、シーズン真っ盛りだと、もっと狭い距離感で釣りをされていたりします。 お互いがお互いのウキの位置を確認しあってたりもします。譲り合いの気持ちを持って釣りをしましょう。また、投げ釣りの場合だと、投げる精度が求められます。初心者の方をこの様な場所に連れて行くのも酷な話です。ゆったり広く使える場所を探して楽しみましょう。
 

釣り人の後ろを通る時は・・

一歩立ち止まって動向に注意しましょう。

振りかぶって仕掛けを投入する際、後ろを確認するのがマナーというか常識だと思うのですが、小さなお子さんや初心者さんの中には確認せずに投げる方もおられます。

また、狭い防波堤や堤防を歩く際は、釣りをする方、されない方に限らず『すみません、後ろ通ります。』と一声かけるのも大切だと思います。
 

漁港内はロープがいっぱい

漁港にはロープがいっぱい
船を固定する為のロープは見えると思いますが、沈みロープもたくさんあります。例えば生け簀や筏・ブイを固定している物があります。仕掛けやルアーが引っかかったりすると思いますが、間違ってもロープを引っ張って自分の仕掛けを回収しようとしないで下さい。生け簀の網が破れたり止めていたブイが移動するかもしれません。

ブイが船道(ふなみち)の道標になっている場合もあります。漁師さんや漁港関係者の大切な物です。素直に仕掛けを切るしかありません。漁港内は出来るだけ細仕掛けで引っかからないように注意して釣りをしましょう。
 

漁船の近くでは

漁船
漁船のそばで釣りはしない方が賢明です。持ち主からしても傷つけられたりしないかと何かと気になります(自身の車と同じ)。特に投げ釣りは厳禁です。万一傷をつけたり破損させたら損害賠償責任が問われます。
 

夜間は特におしずかに・・・

お眠り中のぬこ画像
場所によっては近隣に住んでおられる方もいます。釣りをしている時に大音量で音楽を流している方や、車でエンジンを掛けながら寝ている方も見受けます。騒音・迷惑にならないよう注意しましょう。
 

安全に楽しむ

竿の取り回し

竿の取り回しには注意が必要です。長い竿を持つ時は、竿先の位置を特に気にするようにしましょう。相手を突いてしまったりケガをさせてしまったら大変です。また、その逆もあります。自身も相手の竿先や仕掛けの位置を出来るだけ気にするようにしましょう。解っていても魚が釣れた時はテンションが上がり、危ない思いをすることがあります。そういった危険を回避する上でも服装や身につける物に気を配りましょう。

投げ釣り

投げる時は、必ず周りに人がいないかどうか安全を確かめましょう。針にはカエシがついているので刺さったら簡単には取れません。大怪我に繋がる恐れがあります。

また、ミオ筋(船道・船の通り道)へ投入した際の置き竿は止めましょう。一級ポイントですが、気付かずに船が戻ってきた場合、仕掛けを巻き込んでスクリューを破損させる恐れがあります。大抵の場合、こちらの仕掛けが切れてしまうことが多いのですが、海にゴミを残してしまうことになります。 投げ竿は常に見張っておくことが大切です。

ライフジャケット

大人も同様ですが、お子様には必ずライフジャケットを着せてあげて下さい。夜間は特に注意が必要で、海と岸との境目が判りにくくなります。一歩下がった釣りを心がけましょう。

毒魚に注意

ゴンズイ

ゴンズイ 海に棲むナマズの仲間。背ビレと胸ビレに強い毒棘 危険魚 海に棲むナマズの仲間です。背ビレと胸ビレに強い毒棘があり、知らずに触ると刺されます。刺されると激しく痛み、患部は赤く腫れ、重傷の場合は患部が壊死することもあります。

ゴンズイは夜行性なので夜間によく釣れますが、日中でもテトラの隙間などで釣りをしていると釣れることがあります。非常に危険な魚なので覚えておいて下さい。

◆応急処置
1.流水で傷口をよく洗い流す。
2.タンパク質性の毒なので、火傷しない程度の熱いお湯50度程度に30分以上漬けて毒を分解させます。魔法瓶やお湯を沸かせる環境があれば良いですが、なければコンビニでお湯を貰い水で適温にして使いましょう。
3.専門医に必ず診てもらって下さい。(毒によっては壊死したり、後遺症が残る場合があります。自己判断で後悔しないで下さい。お願いします。)

ハオコゼ

ハオコゼ 背びれに猛毒 毒魚・危険魚 こちらも背びれに猛毒があります。先日、堤防から釣れたもので、刺されると非常に痛くすぐに痺れてきます。大人でもガマンが出来ないくらい痛いので気をつけて下さい。刺されたら傷口を流水でよく洗い流します。応急処置としては、こちらもタンパク質性の毒なので上記のゴンズイと同様にして下さい。

オコゼ

オコゼ 背びれに猛毒 毒魚・危険魚 こちらも背びれに猛毒があります。以前、堤防からちょい投げで釣れたもので刺されると非常に痛くすぐに痺れてきます。大人でもガマンが出来ないくらい痛いので気をつけて下さい。刺されたら傷口を流水でよく洗い流します。応急処置としては、こちらもタンパク質性の毒なので上記のゴンズイと同様にして下さい。

これらの魚に関しては、長靴を突き破る程の鋭いトゲを持っています。他にも危険な魚はたくさんいますので、初めて見る魚・判らない魚は絶対に素手では触らないこと。
 

小さい魚はリリース

スズキ(鱸)の子供 セイゴ
漁港は、小魚からすると安全に過ごせる場所でもあります。特に稚魚は、ある程度の大きさになるまで漁港内で過ごすものが多いです。必然的に小さい魚が釣れることが有ると思います。鑑賞するのも良いと思いますが、手で触れると大やけどと同じだそうです。針掛かりの良い小さな魚は、手で触らずプライヤーで素早く外して逃してあげましょう。
 

放置された魚

岸に捨てられている魚を見た事はありませんか?フグやゴンズイ・ベラなど… 仕掛けを切られたり毒を持っていて嫌われるかもしれませんが、そのまま陸に捨てておいても鳥も食べません。やがて腐敗し悪臭が立ち込めます。更に、ゴンズイの毒棘(トゲ)は、魚が死んでも効力があるので、子供が触ったり踏んだら大変なことになります。不用でも防波堤や砂浜に捨てないように配慮が必要です。
 

釣りの後はお掃除

漁港や防波堤では、よくサビキ釣りを見かけます。とても楽しい釣りなのですが、エサにアミエビを使います。どうしてもこぼれてしまい、岸壁に残ってしまいます。それを掃除せずに帰るとエビの悪臭が漂います。なかなかニオイのきつい物です。どんな釣りをしてもそうですが、こぼれたエサや魚の血、体液は水くみバケツを使って綺麗に洗い流しましょう。漁港は皆が利用する場所です。来た時以上に綺麗にして帰る様に心がけましょう。ゴミを海に捨てたり放置なんて論外です。ゴミが原因で釣り禁止になった漁港もたくさんあります。

著者より

釣り場に着いてから帰るまでを、経験を元にご紹介させて頂きました。 まだまだ足りない部分があると思いますが、参考になれば幸いです。ここまでご覧いただきありがとうございます。良い釣行になることを願っています(^^)/

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