◆前回の続きになります。
→ 【初心者におすすめ!】落とし込みサビキ釣りや船釣りで使う竿の種類と選び方。先調子 vs 6:4 vs ムーチング
落とし込みサビキ釣りにオススメのリール
わずか1回の釣行で、結論が出てしまいました・・
結論から申し上げますと・・
圧倒的に電動リールがおすすめです!
いきなりハードルを上げるような書き方になってしまいましたが、理由を一つずつご説明していきます。
魚群探知機(通称:魚探・ソナー)で*イワシやアジの群れを探し、その群れの先頭に船をつけます。
(*エサとなる小魚=ベイト=エサ:季節による)
餌となる小魚は、ずっと同じ場所に居るわけでは無いので、すぐに群れが移動していきます。
群れから離れると、それを追いかけて船を移動させる。
これの繰り返しです。
参考動画(釣りのシーンから始まります)
電動リールのメリット
単に『電動で魚を釣り上げることができる!』
と言った事ではなく、釣りをする一連の動作においてのアドバンテージをご紹介していきます。
仕掛けの回収が圧倒的にラクで早い。
落とし込みサビキ釣りにおいて、一番重要なのは、イワシやアジを釣ることです。
大事なことなので二回言いました。
船長は、魚探で小魚の群れを探し、その群れの先頭に船をつけてくれます。
群れから離れると、それを追いかけて船を移動させる。
船長から、
『(仕掛け)あげてください! 移動します!』
と、声が掛かりますので、速やかに仕掛けを回収します。
この動作が、圧倒的にラクな上に、
船全体の釣果を上げる事に繋がります。
例えば、
6人中、1人だけが手巻きリールだとします。
船長は、全員が仕掛けを回収するまで、船は動かせません。
仕掛けの重さもあって、水深50mを超えれば かなり負担になります。
最初は大丈夫でも、何度か繰り返すとかなり手が疲れますので、回収時間も長くなります。
あまりにも皆を待たせる様だと、白い目で見られる事もあると思います。(タチウオの乗り合い船(水深80~100m)で経験あり)
もし、
全員が電動リールを使い、高速で仕掛けを回収することが出来れば、ポイントに入れる回数も、仕掛けを落とせる回数も増えると思いませんか?
魚と巡り合う確率も自ずと増えるのは容易に想像できると思います。
また、
魚がヒットした時に、周りのメンバーは、超高速で仕掛けを回収する必要があります。
なぜ?
青物が掛かった場合、横へ横へとぐるぐる走り回ります。
どうなるか・・・
周囲の方の仕掛けを巻き込みます。
ヒドイ時は、全員の仕掛けを巻き込んだ挙句、船べりに糸が接触し、切れて魚すら回収出来ないという事もありました。(マグロ釣り)
こちらにその状況に近い動画がありますのでご覧ください。
手返しが圧倒的に早い
例を2つあげます。
1.船長から『あげて~』と言われたら、ボタンをワンプッシュするだけで、超高速で巻き上げを開始し、仕掛けが上がってきたら、ピッ! ピッ! ピーーー と音を出して、定位置で自動停止します。
全て自動です。
その間に、水を飲んだり、スマホをチェックしたり、違う仕掛けを準備したりと、別の事が出来ます。
想像してみて下さい。
2.タチウオのエサ釣りで、もうひとつ例をあげます。
タチウオ釣りでは、テンヤという物にイワシをくくりつけて狙います。
エサだけかじられて、そのまま上がってくることもよくあります。
電動で巻き上げ回収している間に、別のテンヤにイワシを取り付け準備しておきます。
かじられてボロボロになったエサが付いたテンヤと、用意しておいた新しいテンヤを、ワンタッチで取り替えます。
すぐに、もう一度タチウオを狙うことが出来ます。
手巻きだと、巻き上げている間に、イワシをセットすることは出来ませんよね?
これが、釣果の差に繋がります。
手巻きなら30回しか落とせない所、単純計算ですが、50回以上落とせることになります。
新たな時間を生み出し、別のことが出来る。
これが、電動リールの最大のメリットだと思いますし、体感しました。
他にも・・
魚を釣り上げる確率が上がる
魚を手動で巻き上げる際、糸が緩んでしまうと、針が魚から外れることがあります。(通称:バラす)
電動リールは、常に糸を張った状態(テンション)を保ちながら巻き上げてくれるので、そういった取り逃す可能性を減らすことが出来ます。
これに限っては、上手な方には伝わらないかもしれませんが、初心者さんにとっては、とてもありがたい機能だと思います。
巻き始めるスピードの差
落とし込み釣りでは、ハタや*カンパチなどの、根に潜る魚が釣れる事があります。
*カンパチの若魚の名:ネイリ(根に入る魚という由来も・・)
エサを食べたら、すぐに隠れ家や岩場に身を潜める習性があります。
アタリがあったらすぐに巻き始め、底から引き離す作業をしなければ、獲ることが難しい魚たちです。
このシーンをご覧ください。(重要な部分からスタートします)
竿が突っ込むアタリが来て、すぐに両手で竿とリールを支えて、電動で巻き上げています。
これが、手巻きだと片方の手で支えながらゴリゴリ巻き上げる必要があります。
慣れている方でも難しい作業になります。
圧倒的にファイトがラク!
ご覧の通り、竿先を海中に突っ込む位の大物が来ても、両手でしっかり竿とリールを持ちながら、強力に巻き上げファイトすることが出来ます。
→ キャッチ率が上がると思います。
→ 体への負担も少ない。
他にも有利な部分は幾つかありますが、全ての電動リールに備わっている訳ではありませんので、これ位にしておきます^^;
電動リールのデメリット
高価。
そのままですね^^;
しかし、今は中古ショップやネットオークションがある時代です。
一世代前のモデルなど、狙い目を絞っていけば かなり安く買えますので、手の届かない代物では無いと思います。
バッテリーが必要
船の釣り座に、電動リール用の電源を備え付けられている場合は不要ですが、どちらかと言うと少ないと思います。
また、家で糸を巻き替えたり、設定を調整する時は、電源(バッテリー)が必要になるので最低一台は必要です。
このバッテリーが必要になるので、それもデメリットになります。
また、多少重さもありますが、1,300g位からありますし、車から船までの距離ですから、苦になるかどうかはご判断下さい。(リールに直接取り付ける物だと280gです(DAIWA))
フォール時のアタリが取りにくい(取りにくかった)
フリーフォールで仕掛けを落とす時に、モーターがスプールの中に入っているため、手巻きリールと比べるとどうしても回転性能は劣ります。
しかし、今は最新の技術で改善されている物もあります。
「スプール回転の軽さはシマノならではですね。水深がある場所では一度迷っちゃうとアタリが分からなくなってしまうこともありますが、仕掛けを落とし込んでいるときのイカのアタリ、触りがとても伝わりやすくなっています」と松田は唸る。
shimano公式サイトより
こんなところでしょうか。(※個人の感想です。新たに感じたことは追記・訂正していきます。)
という事で・・・
すぐに行動!w
僕がアップしている動画を全てご覧の方は、お気づきになられた方もいるかも知れませんが、
5月31日の釣行と6月28日の釣行では、メンバーのタックルがそれぞれ大きく変わっています。
◆参考
竿・リール・PEライン・仕掛け、全て変わっています。(他のメンバーも同様です)
メンバーが現在使っている電動リールとPEライン
コウジさんの電動リールとPEライン
→ shimano フォースマスター2000[ForceMaster 2000]
+
→ シマノ(SHIMANO) PEライン パワープロ ボートゲーム 300m 5.0号
+
→ 電動リール用 バッテリー

MUTEKI MOTOR+でさらに強さを増して、ライト&パワーの世界を同時に変える“小さな怪物
3000番のモーターパワーが根底からアップした現在だからこそ、アンダー3000番の重要性が増しています。細く強いPEラインが多用されるようになってきたために、1000番や2000番のフォーマットでもパワーゲームに対応すべき必要性が求められていたからです。
ForceMaster1000/2000がMUTEKI MOTOR+でパワーアップを図ったのは、この時代の流れに応えるためです。ロープロファイル化されたボディ、スーパーフリースプール、e-センタリングシステムなどの機能を同時に備えているのも、たとえば完全フカセのように「小さな負荷の仕掛けで大物を狙う」対極の要素が求められる釣りで、より能力を発揮させる狙いもあります。
ひとっちゃんのリールとPEラインとバッテリーパック×2
→ ダイワ リール シーボーグ LTD 300J-L
+
→ ダイワ スーパーリチウムBM2600C・BM2600N(充電器付きと無しの2つ)
+
→ YGKよつあみ G-soul スーパージグマン X8 300m 3号

他と一線を画すプレミアム仕様の2017年限定モンスターマシン
ベース機種は船釣り用電動リールの中核をなす「シーボーグ 300J」。濡れた手でも滑りにくくより的確でテクニカルな操作が行えるアルミ製JOGパワーレバーを筆頭に、放熱性能・耐久性がさらに向上し、最大ドラグ力も1kgアップしたアルミ製スタードラグ付きの次世代ドラグシステム「ATD」、ハンドル周りの随所に施されたアルミパーツなど、2017年限定モデルならではの豪華さと実用性を兼備したプレミアム仕様。太陽光の元で鮮やかに煌めく外観美の内側に、サイズからは想像できないモンスタークラスのパワーを秘めたハイエンド300サイズ。
ヨッシー先輩のリールとPEライン
→ ダイワ リール シーボーグ 300J
+
→ ダイワ(Daiwa) PEライン メガセンサー 12ブレイド 300m 3.0号
+
→ 電動リール用 バッテリー

これはリールの進化ではない。船釣りそのものの進化だ。
ロープロファイルボディにワンハンド快適操作を可能にするJOGパワーレバーを搭載。さらに、「セルテート」や「ソルティガ」で圧倒的な支持を得ているダイワの防水・耐久テクノロジー「MAG SEALED(マグシールド)」が施された「マグシールドボールベアリング」を電動リールで初めて採用したことで、電動リールの命であるモーター部への海水や異物の侵入をシャットアウト。従来ゴムパッキンでシールドしていた箇所にマグシールドボールベアリングを搭載することにより、モーター駆動効率が上がるとともに耐久性アップを実現。剛力MAGMAXモーター×マグマイト構造によるハイパワー&ハイスピードは健在。JOGパワーレバーを回した瞬間、MAGMAXモーターが一気にトップギアに入って高速巻き上げを実現。アングラーの意思に素早く反応するため、より直感的な操作が可能。高速仕掛け落下のシンクロレベルワインド・ウルトラスプールフリーで魚群を直撃。滑らか&高耐久UTDドラグで不意な大物にも安心対応。手持ちコンセプトをより高次元な世界へ昇華させるハイパフォーマンスモデル。
さすがのメンバー!
行動力と資金力がハンパないぜ!笑
僕も新しい電動リールが欲しかったんですけどね^^;
でも・・・
動画撮影を優先してこれらを買いましたw
なので、6月28日の釣行は、僕だけ手巻きでした。
電動リールは、一応、持ってるんですけど、PEラインが太すぎるので止めときました。
→ 船釣りのルールとマナー~乗り合い船~
次は、メンバーに迷惑を掛けないように、新しい電動リールを用意しておきます!
まとめ
落とし込み釣りで釣果を上げたいのであれば、絶対に電動リールが有利です。
というか、
必須です。
中古品でも、手巻きより絶対良いです。
→ 楽天市場 【電動リール 中古】で検索
◆次回は、
PEラインとショックリーダーの結び方・リーダーとヨリモドシの結び方 と、ショックリーダーの役割と必要性についてお話します。
→ つづきはこちらです(^^)/