釣り糸の号数・強度(ポンド)・標準直径 表示一覧表
ナイロンライン・フロロカーボンラインの号数と強度の関係
例)
2号×4=8lbs.
5号×4=20lbs.
※lbは1ポンドの意味。 lbsは複数形を表します。
ただし、全てに当てはまりません。 号数が大きくなるほど倍率が下がっていきます。
詳しくは下記の表をご覧ください。
強度の表す意味を覚えておこう!
→ 当サイトでは454gとしていますが、約450gで覚えておくと良いと思います。
国産ラインのほとんどが【ポンドクラスライン】
・lbC , PCL , CLASS(lb)等の表記
国際ゲームフィッシュ協会(International Game Fish Association)が定めたラインクラスのことで、多くの日本のラインメーカーが採用しています。
パッケージに【I.G.F.A.規格】と表記されている物があります。
表示された数値以上で必ず切れる事を保証する。
8lbライン(lbC)は、8lb×450g=3.6kgになりますが、3.6kg未満の荷重で切れるかもしれないが耐えられる、しかし3.6kg以上の荷重が掛かると100%切れるという意味になります。 下線の部分の日本語が少しおかしく聞こえるかもしれません。 これは、平均値なのか過去最大値の表記なのかは、メーカーによって違うためです。
アメリカで多く採用されているのが【ポンドテストライン】
・lbT , PTL , TEST(lb)等の表記
表示された数値以下では絶対に切れない事を保証する。
8lbライン(lbT)は、3.6kgまでの荷重には100%耐えられるけど、3.6kgを超えると、どの位の荷重で切れるかは判らないという意味になります。(重要)
つまり、同じlb(ポンド)表記でも【規格】が違うと、ラインの太さ(直径)が全く変わってくる事があります。
例)ナイロン8lbs(lbT)の表記(実質4号の太さとします) VS ナイロン8lbs(lbC) 実質2号の太さ
8lbsラインの太さで16lbsの強さがあるのなら素晴らしいですが、16lbsの太さで16lbsの強さだったら普通です。 この規格表記を知っておかないと損をするかもしれません。
国産糸の号数と太さの基準は決められている
下記の表は実際の商品のデータと一般社団法人日本釣用品工業会が決めているナイロン糸・フロロカーボン糸・ポリエステル糸の標準直径表をまとめた物です。
ナイロン糸・フロロカーボン糸・ポリエステル糸の号数・強度・標準直径表

お使いのメーカーのライン号数と強度の割合を見比べて頂けると、多少の違いがあるはずです。 それを基準に釣り物やタックルに合わせて糸を選んだりします。
細くて強くて切れにくい糸があれば・・・と思ってしまうのですが、PEライン・よりもどし等との結束強度やしなやかさ、スプールへの馴染み、ガイドの滑り、耐摩耗性など、様々な部分で求められる物が変わってくると思います。
実際に使ってみて、この釣りにはこのライン!と思える物を見つけましょう。
続いて、PEラインの号数・強度・直径について見ていきましょう。
PEラインの号数と強度の関係
~2.5号まで。
例)
1号×20=20lbs.
2.5号×20=50lbs.
また、3~6号は、ライン号数×15でおよその強度が出ます。
例)
4号×15=60lbs
6号×15=90lbs
※lbは1ポンドの意味。 lbsは複数形を表します。
ただし、全てに当てはまりません。 号数が大きくなるほど倍率が下がっていきます。詳しくは下記の表をご覧ください。
また、PEラインにも ポンドクラスライン(lbC)とポンドテストライン(lbT)がありますので、注意が必要です。
国産糸の号数と太さの基準は決められている
下記の表は実際の一般的な商品のデータと一般社団法人日本釣用品工業会が決めているPEラインの標準直径表をまとめた物です。
PEラインの号数・強度・標準直径表

PEラインの太さの標準規格はデニール(d)
またもや聞きなれない言葉が出てきましたね^^;
(200d=200g)』となっています。
つまり、重さの単位であって太さの単位ではありません。 しかし、1号が200d となっているので、それに合わせる為にメーカーさんは色々工夫するわけですね。
細さと、強さと、心強さと・・・
などなどが加味され出来上がるので、メーカーごとに太さ(直径)のバラツキが出てくるわけです。
PE0.8号から0.6号に変えたのに太さに変化がない・・・なんて事もメーカーを変えると起こります。
一般的に、号数と強度(ポンド)を見てラインを選ぶと思います。
(僕は更にメーカーにも拘ります^^;)
出来れば、直径や(デニール)表示もして頂ければ、購入してがっかりしたり、期待はずれ・・・なんて事が少なくなると思うんですが・・・
SHIMANOさんから発売されている商品で『パワープロ』という糸があります。
こちらは、パッケージに実際の糸が付いていて触れて確かめられるんです。
太さやコシやスベりなど・・・
店頭でしか確かめようがないのですが、他のメーカーも是非真似してほしいものです。
また、私達も表記や規格や単位などを勉強しないといけないなと思いました。
参考になれば幸いです。