【検証】南方延縄結びを枕付きにすると強くなるか10号のフロロカーボンラインで検証してみた。おまけ★パロマーノット VS ワダノットどちらが強いのか・・

2020-02-18釣り糸の結び方

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南方延縄結び VS 枕付き南方延縄結び、強度の比較テストをしてみました。

また、検証に使用するライン強度を測るための測定も合わせて綴っておきます。

参考になれば幸いです。



南方延縄結びについてはこちらの記事をご覧ください。

検証準備と方法について

  • 南方延縄結び(枕なし)で結んだハリスを10本用意(巻き回数:4巻+4巻)
  • ハリスは同じ長さ(約50㎝)でカット
  • 反対側をパロマーノット+ハーフヒッチでヨリモドシ(サルカン)に固定
  • 針を計測器に引っ掛け切れるまで引っ張る
  • 計測器を撮影し切れる瞬間の数値を記録
枕付き南方延縄結びも同上です。

使用した道具について

DAIWA D-FRON 船ハリス 10号 フロロカーボン(旧タイプ)

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OWNER(オーナー) シングルフック カット マグロ 20号

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YO-ZURI トローリングスナップ Ni 10号 100kg

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デジタルフィッシングスケール(Orurudo)

50kgまで対応しているので旅行時のトランクにも使用。

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あると便利な道具

タカ産業 ハンドプロテクター フリーサイズ

佐藤のゴムゴムの代わりにおすすめしている物がこちらです。

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固定方法はこんな感じです。

ドカット改取っ手にカラビナでデジタルスケール(測定器)を固定

本体の取っ手にGoproをセットして撮影

スナップ側にパロマーノット+ハーフヒッチで固定

針が飛んでいかない様にマスキングテープで測定器の金具との接続部を養生します。

測定器の表示をゼロ設定にして切れるまで引っ張ります。

これを合計20回行いました。疲れました・・w

切れる度に測定器が叩きつけられるのですが、壊れませんでした(^^)

検証動画

YouTubeチャンネル

検証結果の詳細

枕なし南方延縄結び(ノーマル)

逆さですが10.27kg。切れる直前の映像をコマ送りにして画像を抜き取ってます。
  • 1回目:10.27kg
  • 2回目:10.45kg
  • 3回目:11.16kg(最高)
  • 4回目:10.36kg
  • 5回目:10.44kg
  • 6回目:10.70kg
  • 7回目:9.525kg
  • 8回目:11.01kg
  • 9回目:10.59kg
  • 10回目:10.44kg

以上となりました。

平均値は104.945÷10=10.4945kg(約10.5kg)

切断箇所について

ノットが崩壊したり残ったり・・しかしながらほぼ全て同様の切れ方でした。

最後の巻きの部分で切れている事がわかります。

下記の画像で示すと・・

蛍光イエローの部分(最終の巻きから本線へと繋がってギロチン状態になっている箇所

枕付き南方延縄結び

同様です。11.45kg
  • 1回目:11.45kg
  • 2回目:11.44kg
  • 3回目:11.66kg
  • 4回目:10.96kg
  • 5回目:11.44kg
  • 6回目:11.95kg(最高)
  • 7回目:11.52kg
  • 8回目:11.31kg
  • 9回目:10.99kg
  • 10回目:11.42kg

以上となりました。

平均値は114.14÷10=11.414kg(約11.4kg)

切断箇所について

こちらは、ノットが残る事が多いです。

ほどいてみると・・

やはり同様の付近で切れている様です。

切れる箇所はほぼ同じと思いますが、枕付きの方が強いことが分かりました。

そうなると・・

ラインに対してのノット強度が知りたくなります。

ライン強度を測定してみる

測定方法

ラインの両端を全く同じサルカンに結び切れるまで引っ張る。

100%強度が出やすい結び方でやってみました。

1回目

  • 持ち手側:パロマーノット(ノーマル)
  • 計測器側:ワダノット+ハーフヒッチ
結果 → パロマーノットの根本付近で切れました・・ハーフヒッチを入れなくても大丈夫だろうと過信しすぎた・・

切断数値(参考):12.77kg

2回目

1回目の失敗を防ぐため・・

  • 持ち手側:パロマーノット+ハーフヒッチ10回
  • 計測器側:ワダノット+ハーフヒッチ10回
上がパロマーノット。下がワダノット
結果 → 本線の途中で切れたので成功(本線より結んだ箇所の方が強い証です)

切断数値

12.86kgとなりました。

1回目の数値も※一応の参考にすると、(12.77+12.86)÷2=12.815kg(約12.8kg)

※パロマーノットは、かなりの確率で100%強度が出るノットです。(本線から切れる)

結束強度を計算してみる

ライン強度が分かったので、南方延縄結び枕付き南方延縄結び結び強度を計算してみます。

南方延縄結び:約10.5kg

→ 10.5÷12.8×100=82.03125%(約82% 平均)

最高値:11.16÷12.8×100=87.1875(約87%

枕付き南方延縄結び:約11.4kg

→ 11.4÷12.8×100=89.0625%(約89% 平均)

最高値:11.95÷12.8×100=93.359375%(約93%

という事で、枕付き南方延縄結びの方が強い結果となりました。

ご留意願います。

あくまで個人の計測になります。

  • 使用する針(大きさ・形状・太さ)
  • 糸(ナイロン・フロロカーボン・太さ・メーカー)
  • 結び方(結び手)

上記によっても変わる可能性が高いと思います。

お使いの針とハリスでお試しになってから、本番(釣り)でお使い下さいませ。

『枕を入れたから切れた!』などのクレームはお受けできませんので悪しからずご了承願います。

参考用に・・

ライン強度を測定した後の結びをよく見てみる(切れた後)

上がワダノット・下がパロマーノット

100%強度が出た・・

パロマーノット+ハーフヒッチ10回

ワダノット+ハーフヒッチ10回

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

同様の検証を行う際は・・

充分に注意しましょう。

切れたハリスがムチの様に当たり手を痛めました・・(T_T)

血豆になってます・・

 

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