伸和(SHINWA) ホリデーランドクーラー48H の改造記~保冷力アップ&静音車輪(キャスター)に交換!の巻
約20年使用してきた「伸和(SHINWA) ホリデーランドクーラー48H」の改造記録を綴っておきます。
カスタマイズしている内容は以下の通りで・・
- 保冷力アップ
- 静音車輪に交換
- 小窓バックルの交換
をしており、現在、この様な状態で使用しております。
- 1. 改造(再利用)に至ったきっかけ・・
- 2. 改造前の状態(約20年使用)
- 3. 車輪(キャスター)交換も保冷力アップも、同時進行で行います!
- 4. 100均ショップで購入した保冷力強化材料
- 5. ホームセンターで購入したドリル&補強テープ
- 6. クーラーボックスを分解していきます。
- 7. 保冷力を強化していきます。
- 8. 純正キャスターを静音車輪に交換&取り付けていきます。
- 9. 本体を加工していきます。
- 10. エポキシ系の接着剤で強力固定します
- 11. 本体を組み立てていきます。
- 12. 交換した静音車輪の錆(さび)対策
- 13. クーラーボックスの足(接地部分)に硬質ゴムを取り付けます。
- 14. 改造・使用してみた感想・まとめ
改造(再利用)に至ったきっかけ・・
- 小窓の付いた良さげな中~大(同サイズ程度の)クーラーボックスが見つけられない。
- アフターパーツが販売されている。(知らなかった・・)
- ネット上に改造例がたくさんある。
- 幸い水漏れは無い。
- 予定している船タチウオ釣行に使用したい。
このクーラーボックスのサイズ感が、車や保管場所に丁度よいので、ネット情報を元に、やれるだけやってみようと思いました。。
改造前の状態(約20年使用)
一言で言えば、車輪付き水槽・・
ざっとですが、こんな感じでした。。
早速、改造に取り掛かります!
車輪(キャスター)交換も保冷力アップも、同時進行で行います!
キャスター交換から行います。
調べてみると、ポン付けできそうに無いので、現物合わせで調整して取り付ける事になります。
車輪を外します。
→ 車輪の取り外し・取り付け方(Live well 様提供)
著者のは固着しており、やすやすとは取れませんでした。。
外した手順
右側は、すんなり外れてくれたのですが、左側はびくともしない・・
家具の組み立て時に付いてきた工具w(薄型のスパナ)を突っ込んで、テコの原理で・・・
一気にグイッと!!!
カーテンまで飛んでいきましたww が、無事にシャフトごと抜けてくれました(喜)
シャフト径と穴径を計測します。


良さそうな物を見つけました。(詳細はのちほど)
静音車輪について
元のキャスターの外径が 60mm なので、同サイズを購入しても良いのですが・・
底をよく擦るので僅かですが外径アップwを狙います。
検索すると、64mm の外径の物があります。
タイヤハウス? に余裕があるwので、4mm(半径 2mm) 程度大きくなっても干渉しないはず・・(遊びやたわみを考慮しても・・70mm以上は要加工かと)
それぞれポチ(発注)したので、保冷力強化用の材料等を調達しに向かいます。
100均ショップで購入した保冷力強化材料
ホームセンターで購入したドリル&補強テープ
RELIEF(リリーフ) 鉄工ドリル 六角軸ショートドリル 11.0mm
まつうら工業 屋外用 多用途透明補修テープ 50mm×10m CLEARーHT-5010
クーラーボックスを分解していきます。

全て外し終えたら、排水キャップ(水抜き栓)を外します。
キャップを外し、当て布をかませて外側から強く押し込めば外れます。(プラハンで一発でした)
内物と外物の隙間にマイナスドライバーをかませて少しづつ浮かせていけば外れます。
- 本体内側ケース
- 発泡スチロール
- 本体外側
この3つに分離できます。
せっかくなので、この機会に掃除しておきます。
結構汚れ(カビ)てました・・(画像は清掃後)
保冷力を強化していきます。
発泡スチロール外面にアルミ保温シートを貼り付けていきます。
デザインカッターで切り抜けば、良きかと♪
マスキングテープで仮固定して反対側も行います。
この日は、ここまで。
~~ 約一週間後 ~~
部品が届いたので作業開始です!
純正キャスターを静音車輪に交換&取り付けていきます。
KITACO アルミスペーサーカラー(シルバー / φ6)

サイズ:φ6/11×10×6.2
品番:0900-093-01004
[YongXuan] 静音シリーズ用交換タイヤキット (64×6×18 mm-30,35 mm)
タイヤ外形:64mm タイヤ幅:18mm
取り付けシャフトが、30と35mm の2種類付属しているものです。
こちら(詳細)で購入しました。理想通りでした♪
仮合わせ(仮組み)してみます。

Good!

車輪を通して・・
4mm の厚みを作れば、左右への遊びは無くなりますね。
厚み(スペーサー)の作り方はお好みですが、
必ず「シャフト+ワッシャー+車輪+ワッシャー+止めネジ」で取り付けます。
- 座金(M6 スプリングワッシャー)は、手持品でステンレス製。
- ワッシャーは、付属品(鉄製)・・意味深
ほぼ面一。ワッシャー+止めネジで止める予定です。
仮組みの全体像
本体を加工していきます。
ドリルで元穴を拡張します。

ショートドリルですが、充分な長さがあります。(後に内側まで貫通させます)
小型電動ドリルでOKです。

スペーサーもぴったりです♪
シャフトを通したいので、内側まで貫通させます。
内側
シャフト取り付けの為に内穴を拡張加工します。
デザインカッターで拡張していきます。
新品の刃を使えば簡単に削れますYO!
~~~~割愛~~~~
↓↓↓↓↓
※ワッシャーが、真っ直ぐぴったり付くまで根気よく削ります。(※付属ワッシャーの直径は11.9mm)
座金(スプリングワッシャー)が潰れて、しっかりしまっている事が確認出来ると思います。
この状態で、車輪が真っ直ぐになっていれば、内側の加工は完璧です。
内側の加工があまい例(もう少し加工が必要な状態)
台座部分の削りがあまい為、ワッシャーが斜めになっており、シャフトも遊びの分だけ傾いています。
→ 真っ直ぐ付いてきませんwww
エポキシ系の接着剤で強力固定します
裏側からマスキング
ボンドクイック5(2液性エポキシ接着剤)で接着。
左右ともにたっぷりと・・
40分ほど置いたら反対側も充てん接着します。
乾けば(一応)完成です。
平らな場所に置いた状態では、車輪は接地しておりません(純正と同じ状態)Good!
70mm径 でも入るかもですが、接地するかもしれません。
また、
- 海で使用される方、
- 船に持ち込まれる方
このままでは長持ちしませんので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
本体を組み立てていきます。
本体内側ケースと発泡スチロールを予め組み合わせておく。
↑この状態↑でそ~っと慎重に組み込めば、歪みまくっているこの子wでも綺麗にはまりました♪
ここから先(の加工)は、おまかせですが・・
水抜き栓の取り付け方法~
①水抜き栓をはめて、ドライバーを通します。
②ペンチでドライバーをしっかり掴み、引っ張りながら左右に動かすと・・
③「パチン、パチン」と音がして、しっかりはまります。
水漏れチェック
は、使う前に行っておきましょう。
血まじりの海水が、車内 や 部屋に・・・は、ゴメンですw
ボロボロの上蓋とボディをなんとかしますw
直射日光から、守れるようにアルミシートを貼り付けます。(大量にありますので)
縁取り部分は厚めの「アルミテープ」を使って・・

新しい小窓バックルも取り付けて・・
ここまでで留めておけば良かった?ような・・
裏面にも貼った結果・・(地面からの熱を緩和できるかなと・・)
船タチウオ&五目釣りに行ってまいりました。

いつものスロープ(段差)で・・
ゴリゴリ・・
そら、そうなりますわなw
何もついてない状態で擦りまくってるので・・
また、このアルミシート・・
断面から
水吸いますw
水抜き栓から漏れてないのに、クーラーの下が湿ってます・・
取っ払いますw

しっかり水分が残ってます。
仕様変更
バックル・ヒンジを取り外し、「透明補修テープ」でアルミシートの断面をふさぐ様に貼り付け。(一周)
擦る部分はそのままにしておきますw
余っている100均アルミテープを、無くなるまで何重にも貼り付けましたw
これで水切れも良く、すぐに乾くようになりました。(現在)
↓↓問題点はこちら↓↓
交換した静音車輪の錆(さび)対策
車輪の方も若干腐食している様にも見えますが、洗浄してグリスアップすれば大丈夫そうです。
メンテナンス事項
- パーツクリーナーで洗浄(できればプラ対応品)
- リール用 純正グリスとベアリング用オイルで各部グリスアップ
- 鉄製ワッシャーをステンレス製ワッシャーに交換


組み直して完了です。(実施日:2024年9月21日)
ついでに・・
クーラーボックスの足(接地部分)に硬質ゴムを取り付けます。

デザインナイフでカットして・・
足付け(傷)して・・

ポリプロピレン・ゴム対応の接着剤で接着。
3~3.5mm ぐらい↑出てます♪
完全硬化(24H)するまで放置。
以上となります。(実施日:2024年9月21日)
改造・使用してみた感想・まとめ
保冷強化について
元の状態がボロボロだっただけに、圧倒的に氷が保つようになりましたw(喜)
また、3mm厚のアルミ保温シートを使用しましたが、4mm厚の物でも組める気がします。
本来は、上蓋もバラして保温シートを入れる事ができるみたいなので、まだ余地(空間)があります。
見た目は、好みが分かれそうですがw
私は気に入ってますww
中身だけの強化でも、効果あるそうですよ~
静音車輪について
静かでスムーズその物です。
感動。
耐久性・剛性について
いつも「鬼締め(魚屋のつり鮮ぴっちぴちTV)」を行っており、このクーラーボックスに、「冷海水(海水+ペットボトル氷)」を本体の7割程度入れて確かめました。
- 本体の重量:約6kg
- 内容量:約48L(底部(約)幅65×奥行25.5×高さ26.5cm)
48kg×0.7=33.6kg + 6kg
約40kg で、スロープ&駐車場を50mほど引っ張ってみましたが、壊れなかった事。
メンテナンスでバラした際も、シャフトの歪みやベアリングの回り具合も、問題ないと思いました。
まぁ、あまり重たくはしない方が良いでしょうね・・
メンテナンスの必要性あり
ベアリングを含め、金属部分が丸出しの状態ですので、塩がみや、錆、腐食は、発生すると思います。
毎釣後にするのがベストかと思いますが、メンテナンスフリーではないのは事実です。
参考になれば幸いです。
でわでわ~
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