ガイド交換【スレッドのコーティング】に必要な道具と工程についての備忘録

2019-12-02ロッドメンテナンス,コーティング

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自分でガイド交換をしてみようと考えている方に参考になれば幸いです。

前回、新しいガイドを取り付けスレッドを巻き付けました。

今回は、スレッドのコーティングの方法と工程をご紹介したいと思います。

前回の記事はこちら



コーティング・乾燥に使用する道具

それぞれご紹介していきます。

コーティングに使用する道具

スレッドコーティングに使用する道具

  • 割り箸(混ぜる用に)
  • ミキシングカップ(MC20)
  • ナイロン筆(BN-04)
  • エポキシボンド用薄め液(JUS-100)
  • エポキシコート (JEC-40)
  • ティッシュペーパー
  • デジタルスケール(0.1g or 0.01gまで測れる物)

こちらで詳細をご紹介しています。

乾燥に使用する道具

富士工業 フィニッシングモーター(FMM2)

富士工業 フィニッシングモーターFMM2

これがないと綺麗にコーティングが仕上がりません。

15年以上前に同様の物を自作したこともあり、今回も制作しようかと思ったのですが・・上記のセットに含まれているので購入いたしました。

メーカー希望小売価格:5,500円

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動画:コーティング剤の塗り方

初めて挑戦する方は、本番前に必ずご覧いただく事をおすすめいたします。

コーティング剤の混ぜ方

ジャストエース ウルトラコート JUC-50

従来品の「JEC-40」より透明度が高く、低粘度で主剤・硬化剤を混ぜ合わせた後に出来る気泡の抜けも良く、大変塗りやすいジャストエースオリジナルエポキシコーティング剤です。
ライトロッドなど、コーティングを薄く仕上げるのにも最適です。
もちろん2~3回以上のコーティングで厚く仕上げることも可能です。
混合率は主剤・硬化剤1:1の割合です。
硬化時間は室温20~25℃で約8時間、ロッドをご使用する場合は、コーティング後24時間以上経ってからご使用ください。計量用注射器3cc 2本付き。
※粘度が低い為、2~3回以上のコーティングをお勧めいたします。
厚塗り(1回塗り等)の場合は、「JEC-40」のご使用をお勧めいたします。

公式サイトより

メーカー希望小売価格:1,800円(税別)

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ジャストエース エポキシコート JEC-40

粘りが強く柔軟性及び1回塗りなど、厚塗りに優れたジャストエースオリジナルエポキシコーティング剤です。
混合率は主剤・硬化剤1:1の割合です。
硬化時間は室温20~25℃で約8時間、ロッドをご使用する場合は、コーティング後24時間以上経ってからご使用ください。計量用注射器3cc 2本付き。

メーカー希望小売価格:1,500円(税別)

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コーティング剤の塗り方

1度塗り後の画像

コーティング一回目画像

フィニッシングモーター(FMM2)にセットして一晩乾かします

FMM2にセット

回しながら一晩乾かします

竿先を足で引っ掛けないようにバッカンを置いてます。

時間がある方は2度塗りがおすすめ

慣れている方は、1度塗りでも強度が出せると思いますが、おすすめは2度塗りです。

艶と厚みがしっかり出ますので、初めての方でも安心して釣りができると思います。

2度塗りする場合は、8時間以上(乾燥後)または、3~4時間程度おいて表面がある程度乾いてから塗ると綺麗に仕上がります。(その際は新たにコーティング剤を作成します)

コーティング2度塗り

釣りまでは24時間以上乾燥させること

コーティング剤の説明書にも「20~25度で8時間、釣行まで24時間以上は乾燥させて下さい」とあります。

早く使ってみたい気持ちでいっぱいかと思いますが、ガマンです^^;

コーティングの後は・・

筆とミキシングカップをすぐに薄め液で洗浄する

  1. ミキシングカップ(余ったコーティング剤)に、適量(10滴前後)の薄め液を垂らします。
  2. 使用したナイロン筆で液を混ぜながらミキシングカップを洗浄します。(エポキシコートが分解されていく感覚が判ると思います)
  3. 滑らかな液体状になったら、ティッシュペーパー等ですぐに吸い取り拭き取ります。
  4. 筆の方は、さらに薄め液をティッシュペーパーに含み、優しく「しごいてあげる」感じで、エポキシコートが残らないようにすると長持ちします。
  5. 使用した道具をそれぞれ綺麗に拭き取り収納しましょう。(無くなるまで何回も使用できます)
薄め液は、シンナー(トルエンを含む)なので、通気・換気の良い場所や屋外で使用することをおすすめいたします。清掃に使用したティッシュも匂いが漏れないように処理するのが理想です。

充分に乾燥させてもベタつく・乾かない時は・・

コーティング剤の量が合っていない

混合する比率は1:1です。

計量用注射器で確実に同量を出して下さい。(注射器の外側に付いた液体も考慮)

少量を作る場合は、上記の比率が狂いやすく特に注意が必要です。

→ 0.1g 又は、0.01gまで測れるデジタルスケールをご活用下さい。
  1. ミキシングカップを載せて「0g」に合わせる
  2. 主剤と硬化剤を同じ重さになるよう入れる。

→ 確実です。

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混合が不充分

これも大きな原因かもしれません。(経験談)

ミキシングカップで、最低1分以上は混ぜ合わせた方が良いです。

泡だらけ(気泡)になっても大丈夫です。

混ぜ合わせた後に1分程度放置すれば気泡がかなりおさまりますし、アルコールランプでスレッドを遠めから少し温めると、コーティング剤がなめらかになり気泡が消えます。

冬場は特に注意

20~25度以上。液剤の粘土もあがります。(混ざりにくくなる)

湿気も乾燥に影響します。

コーティングの上から再コーティング

新しく作ったコーティング剤を、ベタつくスレッドの上から再コーティングします。(僕の場合)

大抵はこの方法でリカバリー出来ると思います。

何度やってもダメな時は、エポキシ用の薄め液と布でコーティングを完全に拭き取ります。(ロッドの塗装が溶ける可能性があります。)

スレッドも汚くなるのでガイドも外して最初からやり直した方が良いかもしれません。

プロショップに依頼する方が確実です。

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

P.S.

この竿でキャッチできました!

NEW シャウラで41cmのアコウゲット
アコウ(キジハタ)41cm

 

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