◆前回の続きです! → 【超強力!】PRノット~PEラインとショックリーダーの結び方~
ショックリーダーの役割と適正な長さについて
ジギング・落とし込み釣りなどで使用するショックリーダーは、フロロカーボンラインを使用します。 (※キャスティングの場合はナイロンラインが主流。フロロを使う時もあります)
ショックリーダー(通称:リーダー:leader)とは
その名の通り、ショック(衝撃)を吸収するために使用します。
フロロカーボンラインは伸びにくいと言われてますが、ナイロンラインに比べてという意味合いで、実際は伸びます。
伸びることによって、魚が掛かった瞬間の衝撃 や ダッシュを少しでも吸収する役割をしています。
また、根ズレ(岩や根で糸が傷つくこと)した際に、PEラインから切れないようにするための物でもあります。
PEラインは、ひっぱり強度はめちゃくちゃ強いのですが、スレや熱にとても弱く、張った状態で岩や根に当たると一瞬で切れます。
また、PE2号以下では、スイベルやスナップに直結すると極端に強度が落ちる(結び強度が出ない)そうです。
これらを防ぐためにPEラインの先に、リーダーを付けるというカラクリでございます。
ショックリーダーの長さってどのくらいとればいいの?
よくある質問です。
僕も、ジギングを本格的に始めた頃に、分からなくて調べまくったのを覚えています。
調べてもよく分からないので、船長に聞くのが一番だと思い、当時よくお世話になっていた 古志 船長(K’s)に聞きました。
昔のK'sさんのHP(釣果ブログ)より頂いたものです。(2010.8.6.)
その時の釣りは、PE1~2号のライトジギングで、リーダーはフロロカーボンの8~12号位をよく使っていたと思います。
ポイントは友ヶ島 周辺のガチャガチャしたエリアで、その場合は、『※5ヒロ 程度は取っておいて』と言われたので、それ以来その位の長さを取っていました。
※1ヒロ(ヒトヒロ)=約1.5m 5ヒロ=約7.5mですが、当時は約8~10mとっていました。
落とし込みサビキ釣りにおいては、竿が柔らかい事もあるので、5m程度あれば問題なくキャッチできています。
現在フロロカーボンラインは5mに統一(ジギング)
市販品は、切りの良い単位で販売されているので、5m単位で使うと、余ることなく経済的かなと思って使ってます。
また、PEラインは1色=10m となっているので、リーダーが(トップガイドに)入ったら、あと5mやな・・とイメージしやすいです。
通常のポイント
→ 2~3ヒロ(3~5m程度)
起伏・根が荒いポイント
→ 7~10m
としています。
ナイロンラインをショックリーダーにする場合
ナイロンラインをショックリーダーする機会は、僕の場合、主に 投げ釣り と 鯛ラバ 、大物泳がせ釣り(ハリスはフロロカーボン)です
投げ釣り(キャスティングゲーム)
スピニングタックルで使用する機会が多いのですが、ここで問題になるのがノットです。
ノットをスピニングリールに巻き込むと、キャスト時(ライン放出時)に引っかかったりする問題が出てきます。
なので、ルアーを垂らしてリールの位置ぐらいの時に、ノットが人差し指の上に来るような状態にしています。 (主にガイドの大きいオフショアキャスティングロッドで使用)
お使いの竿の長さによりますので、具体的な数字は書けません^^;
上記は、エギングタックルですが、この場合、ガイドにも引っかかるケースがあります。 (引っかかった衝撃で糸が切れる事がある)
そのような場合は、長めに垂らしを取った状態(投げる時の状態)で、トップガイドの下に結び目が来るようにしています。
ガイドにノットを通さないことで、引っかかることなく飛んでいきます。
竿先ギリギリまで巻いて投げる方を見かけますが、エギは結構重たいので竿が折れる可能性が高いです^^;
垂らしを長く取って、遠心力を生かしたキャストが出来ると飛距離も格段に伸びます^^
この様な理由から、キャスティングゲーム(ナブラ打ち・誘い出し)でのリーダーの長さは、必然的に短くなってしまいます。
それをカバーするために伸びのあるナイロンラインを使うのが良いとされています。(食い込みも良くなる)
サワラ・マグロなどの牙物狙いの場合は、ナイロンリーダーの先に太いフロロカーボンの糸(50cm程度)を電車結びで付ける場合もあります。
鯛ラバ
一番最初にお世話になった鯛ラバの船長は、ナイロンを10m付けるのが絶対のルールだったのでそうしています。
使用するPEは0.6号で、リーダーは3号(12lb)を推奨されています。
→ 鯛ラバー虎の巻
→ 高速遊漁船 あこう 海幸
使うリーダーの太さ(強さ)はどのくらい?
基本的に、 PEラインの強度 > リーダーの強度 としています。
根掛かりした際に、リーダー側で切れるようにするためです。
PEラインよりも強度のあるフロロカーボンラインを使用する事がありますが、下記のようにしています。
例)タチウオジギング PE1号(20lb)+ フロロ16lb(10m) + フロロ40lb(50cm ~ 1m) こんな感じです。
◆参考 → 釣り糸の号数・強度(ポンド)・標準直径 表示一覧表
落とし込み釣り・ジギングで、ヨリモドシ・溶接リングとリーダーを結ぶ方法
→ ニットノット
まとめ
リーダーの長さ(フロロカーボンライン)
・落とし込みサビキ釣りでは5m程度。
・ジギングでは、ポイントに応じて3~10m程度。
・キャスティングはナイロンを使用して、引っかからない程度の長さにする。 (ナブラ打ちは一瞬の勝負です。トラブっては釣りになりません^^;)
※これらは、決まった数字ではありませんので、船長に聞くのが一番確実です。
最後に
ジギング や キャスティング、鯛ラバといった異なる釣りのショックリーダーの長さも織り交ぜて書かせていただきました。
というのも、同じポイントで色々な釣りを楽しむことが出来るからです。
もちろん、 乗り合い船だと確認が必要なのですが、チャーター(貸し切り)便だと、基本的に色んな釣りをさせて貰うことが出来ます。
◆参考 → 釣りのマナーとモラル~船釣り編~
先日も、落とし込みサビキ釣りをしていたのですが、目の前でサワラが飛んだので、持参していた飛び道具(キャスティングロッド)で、狙い通り仕留めることができました。
気づいてすぐにキャストした(3投目にヒット)ので、残念ながら動画はありません^^;
☆ヒットルアー → メガバス ジャイアントドッグX ヤマハカラー
ベイトのイワシがこちら
マッチ・ザ・ベイトって感じでしょ^^
前回、5月31日の釣行でエサをよく見ていたので、似たようなプラグを持ってきておりました(^^)/
(針は海水対応の強化版に変えましょう。このあとメジロ・ブリも出てましたので・・)
こういう事もありますので、投げられる竿があれば、持参してみて下さい。
鯛ラバ や ジギングなども出来る場合がありますから、持っていって損は無いと思います。
あぁ~持ってくれば良かった・・・ と、思うことのほうが多いと思います^^;
最後までご覧いただきありがとうございました!
良い釣行になりますように(^^)/