南方延縄結び(なんぽう はえなわ むすび)
今回は、ブリ・ヒラマサ・カツオ・マグロ等の大物狙いの釣りで、針と糸を簡単かつ強力に結ぶ方法です。
8号~10号以上のナイロン及びフロロカーボンラインに適しています。
また、枕(マクラ)を付けてあげると少し強力になりますのでご紹介させて頂きます。
- 南方延縄結び
- 締める時のコツ
- 枕付き南方延縄結び
を収録しています。参考になれば幸いです。
結び方動画
枕付きのメリット
崩壊し難い
枕が入ることによって、本線との摩擦係数が増えますので、ノットが緩みにくくなります。
→ しっかり結べていれば然程変わりませんが、ラインの材質や結び手によっては変わってきます。
針が立ちます
プロの方や名手と言われている方の中にも、枕を入れた方が・・
→ 釣り物や状況によっては「フッキング率があがる」という話もあります。
ノット自体の強度が上がる
枕が入ることによって、結び目の切れやすい部分(チモト・タタキ部分)にクッションが入るイメージです。
→ 自身で何度も試してマクラを入れる様にしていますが、絶対とは言い切れません。(使用ライン・針・結び手が異なる為)
検証してみた
検証方法
ハリスの長さを同じにしヨリモドシにパロマーノット+ハーフヒッチで結びました。
下記の内容で各10回ずつ検証してみました。
- 使用ライン:DAIWA D-FRON フロロカーボン 10号
- 針:OWNER シングルフック カットマグロ 20号
枕なし → 平均約10kg
枕付き →平均約11kgで切れた
枕付き →平均約11kgで切れた
どちらも間違いなく強力です。結び目内で切れる事が多かったですが、ライン全体がチリチリになってどこで切れてもおかしくない(使えない)状態になりました。
使用した測定器では、糸自体だと12~13kgで切れます。
説明動画内の使用道具
SUNLINE 大物ハリス 30号 130lb
OWNER(オーナー) シングルフック カット マグロ 20号
スミス(SMITH LTD) ピシーズ フィッシングプライヤー FP651
ステンレス製で15年以上使用してます。新品時はスパイラルコードが付いてます。